杉集成材のナイトテーブル
ベッドサイドのナイトテーブルは、リモコンやティッシュ
雑誌や本など色々なものの置き場になりますね。
長い間布団を敷く生活だったので、引っ越してから念願のセミダブルベッドを買いました。
すると、ナイトテーブルも必要だということに気づきました。
(最初から分かるだろう!というツッコミはこの際なし、ということで。)
ナイトテーブルだけに、「無いと不便」、なんて、オヤジギャグ(≧∇≦)
杉材には赤身(あかみ)と白太(しらた)があります。
赤身は木の芯材で硬く強度があり、白太は辺材(木の断面の外側)で柔らかい部分です。
杉の集成材は、赤身と白太が混ざり合ってストライプのように美しく、私の好きな材料です。
中でも特にラミナ(集成材を構成する小角材のピース)が細くて長手方向に継ぎ目のないものがキレイです。
今回使っている集成材も、ラミナの幅がと細く繊細でモダンな感じです。
ただ、杉材は全体に柔らかく傷付きやすいので、小さな子供さんがいる家やハードに使う家具には不向きかもしれませんね。
板を折り曲げたデザインでテーブルの天板面も含めて、ものを置ける面を3枚作っています。
色を染めた柱は片側に寄せて、2枚目の棚を広く取って余裕で物を置ける形にしました。
この柱、天板を支える片持ち梁の部分が、当初設計はもっと長かったのですが、
製作途中で先の方が繊維方向に折れてしまい、短くなってしまいました。
でもこの長さで十分に天板を支えることが分かったのでそのまま使用しました。
ま、いっか、ということで。
適当な部分がある方が長続きしますしね (=^_^=)
この家具で初めて水平と垂直の部材同士の接合に、『組継ぎ』に挑戦しました。
手作業でノコギリとノミを使って部材を凹凸型に切り出して組み合わせます。
ルータやトリマーなどの電動工具を使えばもっと楽に作れますが、
高価な工具はもっと上達してからということで、基本の手作業で作りました。
『組継ぎ』はちょっと手間がかかりますが、見た目も高級感があり、接着面が大きいので接合強度も増し、反りも押さえられるから
実践したなりに報われる加工です。
組継ぎの中でも『あられ組み』は一つ一つの木口が正方形になって美しく強度もより強いのですが、たくさん凹凸を加工しなければならず、手加工では5等分がいいところかな、というで今回は簡易版の組継ぎです。
この家具では組みの凹の深さを板の厚さより1ミリ深く作って
後で削って平らにすることで精度を上げる工程をとりましたが、精度に気をつけて正確に切り出せば、それは不要に感じました。
ナイトテーブル、毎日寝る前の時間を豊かな気持ちにしてくれています。
この家具の製作図面はこらから無料ダウンロードできます。
ただし、人が腰掛けたり乗ったりする強度はありませんので、念のため。
集成材のナイトテーブル
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