モデム収納ボックスの制作過程
モデム収納ボックスの制作過程です。
今回も杉の集成材を使いました。
木材と金物で、材料費は1万円強です。
使用材料
- 集成材:厚さ18ミリ×240×970 2枚
オカモク杉柾目積層材 【厚さ18×240×970mm】2480円×2枚
- 集成材:厚さ18ミリ×150×970 2枚 (ぴったりでなくても部材が取れればOK)
オカモク杉柾目積層材 【18×150×970mm】1580円×2枚
- アングル丁番 2個
アングル蝶番 GB色 18×19mm 17204 369円×2個
- マグネットキャッチ 1個
- ステー 一本
TRUSCO TS-16-R 鉄製タスキステー135mm TS16R
- 平金物 250×60×4 4枚 (重くて納まれば、サイズは多少変わっても良い)
- 滑り止めフェルト
- 着色剤:ここではワシンウッドオイルのチェリー色
- 木工ボンド
使用工具
必ず必要な工具
- ノコギリ
- ノミ
- かなづち
- ドライバー
あると便利な工具
- ソーガイド
- 電動ドリルドライバー
この家具の製作図はこちらからダウンロードできます。
モデムのサイズや設置場所に応じてアレンジしてお使いください。
モデム収納家具図面 by toneliko
制作過程
部材の切り出しと加工
部材を切り出して加工します。
切り出した部材の全部です。
組継ぎの加工
今回はモデムが入る最小限の奥行きで薄く設計したので
組継ぎは三等分、加工が少なくて楽ちんです。
墨を出して切っていきます。
ノコで切り込みを入れて
ノミで落として行きます。
少しずつ深く落としていきます。
根気よく続けます。
切り取れました。
落とした凹面を整えます。
組継ぎはこの家具で三作めなので、ちょっと慣れてきました♪
長手方向の組継ぎも同じように作ります。
全部の加工が終わりました。
着色と組立前準備の加工
柱の部材だけ、ウッドオイルで着色しました。
強度を出すため、見えない底板の裏にはビスを使っています。
そのためのビス頭の座ぐり穴です。
底板の裏には、扉を開けた時に家具が前に倒れないための
重りになる平板金物を取り付けます。
床を傷つけないように、ダイソーで買ったフェルトを貼りました。
中間の棚板に、アングル丁番を埋め込むための穴を彫刻刀で加工します。
アングル丁番はこんな感じです。
背板の加工です。
組立のための相欠きの加工とビス穴です。
背板の皿ビスのための座ぐり穴加工です。
このときはまだドリルスタンドを持っていなかったので、木材で治具を作って、適度な深さでドリルチャックが当たるようにして、座ぐり穴が貫通せずに途中で止まるようにしています。
座ぐり穴はこんな感じです。
底板の裏面の加工状態です。
組立て
底板に柱を取付けます。
続いて背板を取付けます。
接着と皿ビスの併用で強度を確保します。
底版・柱材・背板と中棚を組んだ状態です。
さらに両側の縦材を組継ぎで取り付けていきます。
その小口の上に木工ボンドをぬりぬり♡
上に向かって組み立てていきます。
天板を接着して組んだら、大きな輪ゴムで圧着します。
これなら高価な大型クランプを使わないで安価に圧着できます。
箱と扉にアングル丁番をビスで取付けます。
下に扉が開きすぎないように止めるためのステーを取付けます。
扉をきっちり締めるためのマグネットキャッチと受け金物をを取付けます。
このときキャッチの前後の微妙な位置関係によって、扉の開閉が
カチッと閉まるかどうかが決まります。
そのため、通常マグネットキャッチ側にはビスの取付け穴に遊びがあって前後の位置が調整出来るようになっています。
マグネットキャッチがくっつく金物もビスで取付けます。
モデムが動かないよう、小さな釘でズレ止めを打ちました。
これで完成です!
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
この家具の製作図面はここからダウンロードできます。
モデムのサイズや設置場所に応じてアレンジしてお使いください。
モデム収納家具図面 by toneliko
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